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from3.5次元to浄土
俺と音盤の対峙一部始終。(text=色即zk)

vol.3

genesis and the opening of the way/stieve coleman
オリンピックなどの競技会で黒人の水泳選手を目にする機会はなぜか希であるという気がしているのは俺だけなのか? 陸上競技やボクシングをはじめとするあらゆる分野において金メダルを独占してしまったり、前人未踏の大記録を打ち立ててしまったりして、黒人種の優位性を見せつけ続けているにもかかわらず、黒人は皆カナヅチだとでも言うのだろうか? 俺はある種の「差別」の存在がこのことに垣間見える気さえしている。実は学問や研究などアカデミックな分野においても他人種よりかなり優れた潜在能力が黒人に有されていると聞いたこともある。俺はいかなる意味においても人種主義者的であってはならぬと思っているので本当はこのような物言いは危険だとも感じているが、真に優れた芸術家や作品があまりに不当な扱いを受けているのを見ると「そりゃ、あんまりだ」と言っておきたくもなる。スティーヴ・コールマンの試みはどれも意義がありまくるものばかりで全て必聴だが、この2枚組最新作では古代ナイル渓谷文明のジャズ化が図られていて興味深い。1枚目のCDは day oneから day sevenと名付けられた天地創造の物語を20名以上の演奏家が超複雑なリズムでこなすオーケストラ大作である。全人類の父はアフリカ人であることを忘れてはならぬ。このアルバムはそういった叡智の結晶でもある。
join inn/ash ra tempel
当時はソ連だった今はロシアの映像作家A・夕ルコフスキ監督による「惑星ソラリス」をはじめとするSF映画の数々は、結局、そのラスト・シーンまでを一睡もせずに見終えることができたという人はほとんど皆無であるとさえ言われているにもかかわらず、紛れもなく20世紀を代表する名画、或は名作であると大いに絶賛されている。俺も以前に試してみたのだが、予算がないので、ただの応接間を宇宙船内部ということにして撮映されたに違いないシーンの連続や、未来の宇宙都市の風景だということで首都高速道の八重洲口周辺が堂々とロケされていたりするなか、難解きわまる哲学的対話がただひたすらに淡々と登場人物らによってくり返されるのだ。しかも中盤から登場する若い女(宇宙服姿)の役の女優がこの世のものとは思えないくらい本当にとんでもなくきれいな女。見とれてるうちに話の筋道はどんどん複雑化や深化をきわめ(この間BGMは全く無し)、気付くとロシア語の幽幻な響きのなかでスースーと快眠。忘我。無理もないわな。映像化された催眠術なんですよ、つまり。さて、俺には快眠・安眠用の音盤、眠りながら聴くべきだと考えている音盤、どうしてもいつも気付くと眠ってしまっていて、内容をよく覚えていない音盤など色々あるのだが、アシュラ・テンペル(=マニュエル・ゲッチング)の一連の元祖ミニマル・テクノ的ジャーマン・シンセサイザー・ミュージックの数々には実に心地良い催眠効果、精神安定の作用が波形化されていて疲れをよくとりますので、日頃の疲れがたまっている人には最適です。よく効くー枚。
this is my house/NRG ensemble
むやみやたらに何かを爆破させてみたり、爆薬に興味を津々と抱いていたりすることは、むろん世問的良識やとりわけ両親をはじめとする大人達によって固く禁ぜられているのだが、いやそれだからこそなおのことドッカーンとやってみたくてみたくてしかたがないという気持ちになるということには、むしろそのガキの精神状態の良好さを端的に示しているのだとさえ考えることができるので、俺を快活な気分にしてしまう爽やかさの基本のひとつがある。NRG(エナジー)・アンサンブルの面々には年齢とは無縁の不滅の爆破心ともいうべきものが感じられ実に実に好感が持てる。あばら屋を前に「ここが俺んちだ」と胸を張るすがすがしさもある。創業者ハル・ラッセルを失った今も飽くことのない爆破と実験の営みは継続され続けていくことを高らかに宣言するシカゴ流フリー音塊の数々には今は天国のハル先生も拍手喝采のことでしょう。現場主義的人情ジャズの醍醐味が味わえる会心作。
standing ovation/gradys knight and the pips
メイン歌手であるところのグラディス・ナイト嬢の歌唱に永久鳥肌ものの凄さがあることは俺ごときが敢えて繰り返し申し上げるまでもない歴史的真実というものなのだが、バック・コーラス隊であるはずのザ・ピップスの面々(かなりイイ顔の親父×3人)までもが泣き叫ばずには居てもいられねえという本気や意気込みや心意気を図らずも露呈してしまうというあたりにも尋常ならざる感動の大波が押し寄せ、俺を聴くほどに涙と鼻水まみれにしてしまうのだ、いつも。女王アレサの歌にはいつでも威風堂々とした神々しさがあり、時に俺にはやたら眩しくもあるのだが、グラディスの歌唱には「傷痕」や「爪痕」がよりくっきりと残されていて、情の深さ、情へのもろさがよく示されてもいる。だからこそ言葉はよりはっきりと心臓をめがけて切り込んでもくるというものだ。これぞアルティメット・ソウル。ローリン・ヒルを褒める前にも聴いておくべき大感動作。これでも泣けない女なんて俺には単なる子供以下の薄情者。大人の女性にこそ是非。
the complete bitches brew sessions/miles davis
太陽月地球水星金星火星木星土星天王星冥王星UFO慈愛情愛性愛敬愛友愛原子素粒子遺伝子哲学科学祈り踊り天界時空超越WARP生命文明文化未来無限永劫陰陽神秘知識理論実践海洋大地大気感覚行為鼓動光明真理宇宙創造主神仏男女SEX聖善美愛冥土極楽浄土全人類の遺産或いは永久に続く射精。必ずここからくぐるべし。

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